新築竣工から6か月の住宅のウッドデッキの作製をしました。
着工時は午前中が雨。
天気の回復を待ってお昼頃から搬入開始。
資材は事前に防腐塗装を施してから搬入です。
組み立ててからだと養生等が大変になってしまい、肝心のデッキ材の裏面が塗れない為です。
前日に塗装を施します。
完成後に接合部や現場合わせでカットした部分をタッチアップします。
今回はデッキ材のバツに合わせオーク色を選択しました。
自然な発色で躯体の柱にも合います。
躯体の要の梁を降ろします。
手刻みで加工した梁は接合部がピッタリ。
腕のいい大工さんに感謝です。
今はコンピューターカットで木材を加工するプレカットが多い中、手刻みができる業者さんは少ないです。
そんな意味でも安心して作業が進めれますね。
柱を図面通りに建てて梁を組んでいきます。
まるで木造建築の上棟のようです。
建物側には屋根の下地の垂木留めが取り付けられています。
今回はテラスで使用するためにポリカーボネートを使用します。
垂木を仮並べをして大まかな形にしていきます。
ここまでできると完成形がみえてきました。
屋根の長さは幅13m、奥行き2.4m。
かなり大きいので迫力があります。
土台の大引きを柱へ固定し、デッキ材を並べていきます。
木材の曲がりや反りを確認しながら専用のビスで固定します。
微妙な色の違いもあえて乱尺貼りをすることで雰囲気がでてきます。
柱の色に合わせた茶色のポリカーボネートを垂木に留めていきます。
熱膨張による歪で割れやゆがみが出ないよう目地は5㎜ほど隙間をあけて押さえの金物を取り付けます。
ここがポイントでちゃんと施工しないと夏場に屋根材が波うってしまいます。
すべての工事が完了し、清掃とタッチアップを終えて工事完了です。
今回は6日間の工期。
お施主様にも確認していただき無事引き渡しです。
施主様は私とは25年以来の友人。
I様。ご依頼ありがとうございました。
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