2015年9月28日月曜日

納品完了

以前から制作してたMARCHAN DE VIN Ussaginoki様の看板を納品しました。





前回までは表面のみイベントに使うために仕上げ、裏面も仕上げて納品しました。




前回使用した自作ステンシルシートを再利用し、同じように配置。















裏からの見え方を考慮し、営業時間だけ反転してあります。







こちらも一文字一文字筆でなぞっていきます。
かなり時間がかかる作業です。





実際のお店の前にある歩道に設置。








お店のイメージと相まって雰囲気プンプン。








我ながら良い出来だと思いました。




オーナー様ご依頼ありがとうございました。


2015年9月9日水曜日

古材看板ビンテージ

以前、改装工事の施工をさせていただいたお店MARCHAN DE VAN Usaginokiからの依頼。

改装オープンから丸4年。
5年目に向けて新たな客層の取り込みと既存客へのアプローチ

2つの意味を相談され、いろいろと考え看板を新設することにしました。



9/10~9/12に沼津中央公園で
沼津自慢フェスタでデビューさせるという目論み・・・



先ずは当社の売りの古材を使用します。




あえてダメージのあるものをチョイス。
これはこの後の工程で理由が解ります。






3枚の板を半分にカットしてして組み上げ同じものを2つ作ります。


蝶番で折れるように製作。


















毎度おなじみのBRIWAX

今回はウォルナットを使います。





結構に濃い色・・・

半分不安ですが試し塗りをしてから着色。



いい感じです。








木質感をうまく表現できました。



鋸目がとても良い♪
















続いてレタリング作業です。


今回はコストを下げる目的と、使い回し(裏面も同様に製作)する為に紙をカットして切り文字します。




これが非常に大変。。


昔、カセットレーベルにレタリングしたのを思い出しました。










後の工程で筆描きするので黒の艶消しで輪郭をスプレーします。







うっすらついた黒色に筆で直接文字を書きます。












にじみ、はみ出しに注意をしながら描き書き・・・




下地の古材の状態によって塗料の付き方が違う!


はみ出ないように慎重に。。。











慎重にレタリングしていきます。



工法はステンシルと同じですが、
レタリングをすることで直接筆で一発書きしたようになります。



とても一発では書けません。。。













小さな文字はもっと大変。。



同様にカットしてステンシル風に。





そのままでも十分にカッコいいのですが
耐久性を出すためにこちらもレタリング。






板の質感と文字の複雑さで思ったより時間がかかる・・・










出来上がりは最高にカッコいい見た目になりました。




スペイン語
分りませんがチョイスしたフォントとも相まってビンテージ感がすごい。


自画自賛の出来に満足です。



明日のお披露目が楽しみです。



良かったら見に来てください。

















































2015年8月12日水曜日

事務所外装リフォーム



以前からやろうやろうと思ってた当社事務所の外装リフォームを実行しました。































今まではいわゆる普通のオフィス。






当社は外観的にも何をやっている会社かよく解らないイメージでした。






それもいいのですが、やはり外向きに発信することも考え建築色を前面に出すことにしました。

























仕上がりイメージを考えて材料をチョイス。

















貼り勝手の方向を考え割り付けをします。












これは現場に合わせて考えながらだと結構悩むものです。








先におおまかな割り付け図を描いてから調整をしながら施工します。






縦横入り混じってペタペタと貼っていきます。

 



糊を使わずにビス留めです。
(退去時に困るので)








途中ですが思っていたよりいい感じです。





材料の古くヤレた感じがすごくいい♪














事務所の壁面も施工。





正面のガラスを半分隠して古材で囲まれた感じになりました。




縦横は現場合せ。

結果はGood。











さながら美容院かカフェのようになりました。



このあとは材料の上に看板を取り付けて完成です。




ヘアセットはできませんが、美味しいコーヒーをお出ししますので建物内装などの雑談でもしましょう。


お近くの際はお立ち寄りください♪








2015年7月31日金曜日

いつもの感じになりました。 完成~♪

スコップ函南西店の改装もほぼ完了しました。

店内内装の様子





スコップならではのダクト工事も完成していつもの感じになりました。





照明器具も取付け、ダクトの影にならぬよう配置していきます。






七輪のスポットを取付け、手元を明るくお肉を美味しく演出します。


厨房機器搬入



厨房も機器納品待ちとなり、保健所の検査を無事に完了したら一応の完了になります。




オープンまでの限られた時間の中で棚や什器の設置をし、スタッフのオペレーション期間を経て開店となります。


造作棚 可動棚板仕様








着工より約1か月で建築引渡し。





造作の棚やクロークもオーダーで製作。





現場に合わせた寸法でピッタリ合わせます。


オーダークローク 20着収納可能




突貫工事のように聞こえますが、順序良く工程を組立て工程に空きを作らぬように段取りをすれば順調に完成させることができます。




クライアント様はテナントを賃貸契約した時点で賃料が発生してます。





いよいよですね







一日も早く開店できるよう最大限努力することが我々の使命と私は考えます。





各業者さんと打ち合わせを重ね、タイトですが無理なくスムーズに工事を進めることができるのは同じ方向を向いて仕事をしていると感じます。




力作のトイレ建具


依頼された内容を考え、クライアント様の先にいるお客様の事まで考え仕事をする。
店舗改装費というイニシャルを支払い、回収していく。





来店されるお客様に喜んで代金を支払っていただけるような店舗づくりをこれからもしていきたいと考えます。



エントランスとゴミ箱

















関係各者からの花♪

































 繁盛を期待してます♬

2015年7月7日火曜日

80%完成 あと少し。

6/12に解体着工したスコップ函南西店。

アンティークパイン色で色付け





内部塗装もほぼ終わり、カウンターの表面仕上げも終わりました。







今回は表面をオイルフィニッシュとします。





ゴシゴシ擦り込みます






刷毛でオイルを塗り込み、たわしで擦り込みます。






そのあとウエスで余分な油分をふき取り磨いていきます。



若干艶が出るまで磨き、拭き取ります






何回も拭き取り、ウエスに色が付かなくなるまで拭き取ります。
















マットな鵜造り仕上げになりました










光沢を出さない仕上げの為鵜造りを深くした感が効いてます。














続いて床の仕上げ工程です。



今回は古い杉板を使用します。




コンセプトでもあるチープさの追求。


あえて綺麗さを出さぬよう釘も本気で錆びた釘を使用します。










下地がコンクリートなので通常は釘は効きません。




糊を併用し、下穴を開けてカットした動線をプラグ代わりに使います。











乱尺貼りにする為仮並べをして貼り勝手の確認をします。




床を貼るエリアが最大25㎜の段差がついているので材料を挽き割って高さを揃えます。




解体後に発覚した段差を最終的にうまく利用して仕上げます。







そろそろ終盤戦ですが、最後まで気を抜かず完工を目指したいと考えています。

あともう少し。頑張ろう。







2015年7月3日金曜日

着々と進行中

スコップ函南西店の改装工事もだいぶ進んできました。







内装の躯体工事はほぼ完了。
仕上げ工事に突入です。



















看板も早々に取付け。






これで工事完了まで宣伝効果が期待できます。







内装仕上げ工事に入り、塗装によるエイジング加工を
あちこちに施します。





先ずは建具。




こちらは前回紹介した割れる塗料
クラックアップを使用します。









塗装後にペーパーでアテを作ります。古っ。






この塗料、施工がなかなか難しい・・・



下塗り中塗り上塗りの乾きと放置時間がシビアです。









下の画像はエントランスの格子壁に施工したものです。
下塗り施工中



水性の下塗り塗料。輸入品です。説明読めません。



完全に乾燥してから中塗りを塗布します。










クラック塗料
中塗り クラックアップ



無色で色は付きません。







上塗り後、数分で割れました。









イメージはホルモンを炭を七輪で焼くので縦格子を炭のイメージにみたてて。



表現が難しいですがなんとなく・・・









厨房が先行して機器が納品されるために厨房から仕上げます。





保健所の指導に従い凹凸の無いクロスです。

飲食店ではここ大事。












続いて排気フードの設置。こちらは新設になります。


採寸通りピッタリ。当然ですが。











あと1日で内装仕上げが終わります。


今回は床工事を後回しにしました。

この店のコンセプトのチープでヤレタ感じを表現できるでしょうか・・・

こうご期待!

2015年6月21日日曜日

チープさと質感追求の狭間…

施工中の改装案件もスタートしてから9日が経過。


機械加工後の状態  手作業前

順調に事が運んで内装が出来上がってきました。



鵜作り加工   風化した雰囲気

厨房との境に取り付けるカウンターを無垢の一枚板から加工。



改装のテーマであるチープさと適度なヤレ感。ここをどうやって表現するか。
悩むところである




板を製材する段階であえてノコ目を残し(笑)更に表面を加工。

鵜作りという仕上げ方法を今回はチョイス。






この鵜作り加工が意外と大変。



機械を使って加工したが仕上がりに納得出来ず、ハンドシェイプによる加工をする事になりました。




ペーパーを年輪の夏目に当てて削り具合いをみます。

竹の道具を使い更に夏目を掘ってボコボコ具合いを出します。

自然に風化した様に削り、ハードな鵜作り感を演出します。

この風化した様な感じがボロカッコいい雰囲気を出し、チープさを引き立てます。

塗装によるエイジングも考え、端材を使ってテストします。



今回はクラックアップ塗装を施し、古く使い込んだ感を新材に施します。


これもチープさをテーマとしての仕上げ作業になります。



建具のエイジング塗装
ブラックを主体とした内装色に少し赤みを入れて木質感を出します。






塗装面にペーパーを当てたり傷を付けたりと、ワザとですが経年変化による雰囲気
を醸し出します。



これ、簡単そうで意外と難しい。

やり過ぎはNGだし加工が少ないとダメージ感が伝わらない。
時折、離れて見ながら程よさを確認します。