単にLEDの照明器具に交換するのではなく、
消費電力を抑え寿命も伸ばし導入時のイニシャルコストも抑える提案が
できなければ省エネを提案するプレゼンにはなりません。
もちろん既存に対しての意匠的な部分も考慮し、見た目や明るさなどの部分に関しても
同等、もしくはそれ以上にしなくてはいけません。
というものの、そうは簡単にはいきません。LED特有の光り方や輝度の違い
調光器(照度を調節するスイッチ)などの影響でかなり試行錯誤するのが現実です。
話を戻して、先日の依頼内容は事務所内部の照明をLEDにしたいとの事で
既存は100w白熱電球のダウンライト、蛍光灯40W1灯用が既設についてました。
ダウンライトは810lm 12wのLED電球(照明器具も交換)、蛍光灯はライティングレールに交換
スポットライト(ランプは同様810lm 12wLED)に交換。しかも調光器増設。
すべての工事が終わり、点灯試験時に問題が発生しました。チラツキです。
LEDの調光対応商品はあるのですが、これがなかなか調光器に対して不具合が多く
チラツキやノイズなどの発生がしばしばあります。
そんな場合は容量の小さな調光器、もしくはLED用の調光器に交換すれば問題なく使えます。
今回は調光器を新品に替えましたが効果なく・・・その時は調光器を外して普通のスイッチ操作で
しばらく使用していただきました。
照明器具メーカーから出ているLED照明器具は調光可能な物ならこんなに苦労はしないのですが、
最初に書いた導入時のイニシャルコストを抑えるという観点から、原価の安い照明に交換してランプをLEDに交換することで導入時のコストを抑え、見た目もほぼ変わらないという考えで施工致しました。
施工時にお客様にご理解ご協力を頂き、試行錯誤し経験として次の案件に生かしたいと思うこの頃です。
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