2016年4月4日月曜日

店舗内一部改修工事

先月の3/15~3/17で沼津市大岡にある『眞智蕎麦』さんの改修工事を施工させて頂きました。




工事の内容は、座敷席をテーブル席に変更してお客様の回転数を上げて集客と売上向上をするという内容の物でした。





昨今は靴を脱いで座敷に座るという和食店ならではの風景が時代に合っていないらしく、靴を脱がずに気軽にテーブルで・・・というお客様の声が多いらしいです。





私は昭和の人間ですので(笑)、座敷がある風景は個人的に好きなのですが利用回数が少ないと無駄な空間になっていては正にもったいない事です。


小上がりの床を撤去して腰下を綺麗に復旧するという内容ですが、床下は開けて見なければわからない状況です。

何もなければ綺麗にして土間を仕上げれば・・・という工事でした。






着工後、早速床の解体を始めたところ問題発覚!




なんと既存の床に段差と溝があることが発覚しました。












壊し終えてから既存とのレベル(高さ)をレーザーで確認します。



高い所が既存床と同じで、他は下がっていたり溝がある状態でした。



昔は酒屋さんだったころの壁や機器の跡だったみたいですね。
壊してみなけりゃわからないってこの事です。








なんとか床を作り直せば大丈夫な状況でした。




既存に合わせて木軸で床を組み、土間を少し削ってレベル調整をします。



仕上げ前の大事な工程ですので手を抜けません。


作業は深夜まで続きます。







お施主様も時々心配そうに見ています。




そう、床の状態はご本人も知らなかった訳でして・・・






状態を説明して施工方法に納得して頂き作業は続きます。








クロスや床の仕上げも順調に進み、建具に表装を貼っていきます。



和モダンな雰囲気で仕上げていきます。



建具や腰壁の塗装も同時進行で施工していきます。


因みに塗装は私が担当します。








建具のつり込み調整を建具屋さんにお願いして間仕切りの襖をセットします。





見たことないカンナを使って上手に削っていきます。

さすが職人技ですね。











パイン材節有りの腰壁にチョコレート色の塗料を塗っていきます。



和モダンな雰囲気を演出するために洋風な材料に和のテイストを加えていきます。



何回か重ね塗りして着色具合を確認します。











全ての工事が完了し、テーブルと椅子をセットして完成です。



 既存内装をうまく生かした形でまとめることができました。



おかげさまでお客様からは好評みたいです。


こちらの部屋の利用も増えて、当初の見込み通り集客に繋がってきてるようで当社としてはありがたいお言葉を頂きました。


工期3日間でのタイトスケジュールでしたが無事完了することができました。




商店建築において部分改装でも大きな効果を期待できることが可能です。
集客アップによるご相談、広告宣伝に関するご相談など、どんなことでも可能な限り最善なご提案を心がけていきます。




今回、ご依頼いただいた『眞智蕎麦』様
益々の商売繁盛を期待しております。



かつ丼と蕎麦のセット ご機嫌に美味しい




















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